いまの学習方法にストレスを感じていませんか。
そして、勉強しているのになかなか中国語能力が上がらないと悩んでいませんか。
中国語学習をこれから始めようと思っている人の中には、いつも途中で挫折してしまって続けられないから今回も無理かも、
時間をかけても成果が現れなければ意味がない、中国語が自分に合っているか分からないといった、さまざまな不安を抱いているのではないでしょうか。
そもそも、中国語を母国語としていない人が数日で中国語をマスターできるなんて不可能といえます。
ネイティブスピーカーでさえ、長いあいだ中国語を使い続けていたからこそ自由に使いこなせるようになるのですから、
はじめのうちから完璧にマスターしようと考えるとどうしても息切れをしてしまいます。
中国語の能力を一歩ずつ着実に高めていくためには、どれだけ効率よく中国語を学べるかどうか、
そしてその学びをどれだけ続けられるかということが、中国語学習ではとても大切なことなのです。
1.中国語の効率的な学び方とは?
最近ちょっと中国語の勉強が面倒くさくなってきた、マンネリ化してきてつまらないといったときには、
以下のような「中国語の効率的な学び方」を参考にしてみてください。
これからしようと思っている学習方法や、すでに取りかかっている学習方法が実は自分に合っていない、効果が表れていないということも多いので、
定期的に学習の振り返りをして改善させていきましょう。
ここでは、中国語を効率的よく学ぶためにはどうしたらいいのかという点に着目して、知っているようで忘れてしまいがちなポイントを3つほどご紹介します。
無理をせず、中国語を習慣化させることを第一に考えよう!
中国語学習の成果を上げやすくするため、そして何よりも諦めずに続けられるようにするには
「無理をせず、中国語を習慣化させる」ことが大切です。
・中国語学習をはじめるきっかけ
中国語を勉強しようと思いたったきっかけは何でしょう。
仕事で中国出張や中国赴任するのでビジネス会話が必要になった、来年の夏休みに中国旅行にいく予定がある、中国のドラマや映画に興味をもった、
趣味で日常会話程度の中国語を覚えたいなど、人によっていろいろなきっかけがありますよね。
中国語をはじめるきっかけはそれぞれですが、
次にそのきっかけをどのような目標や目的に発展させていくかが大切なのです。
・目的に合わせて時間を設定する
中国語学習をはじめるきっかけがあれば、どうして中国語を勉強するのか目的ができますよね。
目的ができれば、「今年中には」、「来年までには」、「これだけの中国語をマスターしたい」といった目標が生まれます。
その目的や目標ができれば、それに合わせて学習期間を設定して、計画的に中国語を勉強できるようになるのです。
・習慣化させることを第一に考える!
目的や目標を定めると、学習計画を立てることができます。しかし、すべての予定を完璧にこなそうとするとどうしても無理が生じてしまいます。
もちろん、目標達成のためには計画どおりに進められることが大事ですが、無理をしてしまうとストレスになって途中で挫折する可能性だってあります。
中国語に慣れないうちは、毎日同じ時間を学習に充てることがストレスになりますが、
少しずつ学習時間を伸ばしていくことで少しずつ中国語学習を習慣化させることが大事です。
語学学習は、やはり続けることが大事なので、あまり気分が乗らない日でも10分でも1分でも中国語に触れる機会を作ったほうが、
中国語学習が習慣化されやすいでしょう。
・自主性を持つことが大切
中国語学習を習慣化させるためには、中国語を勉強する目的や目標が大切です。
そして、その目的や目標は、自分でない他人が決めるものではなく、自分自身でしっかりと考えて決めることが大切です。
誰かにいわれたからと勉強をしていても、自主性がないので、無理に中国語の勉強をしているという状況に陥ります。
きっかけは何であったにしろ、どうして勉強して、どう達成しようかと自分なりの目的や目標を持たないと、
中国語学習を続けるモチベーションはなかなか保つことができないでしょう。
もう一度いいますが、焦ることなく少しずつ問題をクリアさせていくためには、中国語学習をやらされているという意識を捨てて、
目標や目的をもちながら「自主的」に進めることが大切なのです。
五感を使って中国語を勉強しよう!
ただひたすら参考書を読んで、単語をたくさん覚えて、意味を理解していないのに意味だけを暗記して・・・、というような勉強法になっていませんか。
このような学習方法は、中国語が伸びにくい典型的なパターンなのです。
中国語を脳だけで覚えようとすると、時間だけが過ぎてしまい非常に効率が悪いのです。
・聞くだけで中国語能力は伸びない
聞くだけで中国語ができるようになるといった学習法がありますが、これは初めて中国語を学ぶ人にとってはあまり効果がありません。
それがなぜかというと、中国語をまったく知らない人が中国語を聞き流しただけでは、何をいっているか聞き取りもできなくて、
ただ知らない言葉が流れている状態になっているからです。
初心者の場合は、中国語の発音や声調からまずはじっくり学ぶことが重要で、
このような聞き流しの学習方法は中国語の基礎を習得した中級者や上級者向けといえるでしょう。
・目や脳だけの学習は効率が悪い
日本人が語学学習をすると、文法や単語力はあるのに、スピーキングやリスニングはなかなか向上しないということがよくあるのです。
これは、日本人の多くが「目や脳だけで学習」をしているからです。
目や脳だけで学習しているというのは、参考書などをずらっと読んで一通り暗記すると、それだけで中国語ができると感じてしまう危険性があるのです。
しかし、中国語でなによりも大切なのは、基礎である発音や声調です。これらを目や脳だけで習得することは不可能に近いのです。
中国語の基礎は目や脳だけでなく、「感覚」を使って覚えることも大切なのです。
感覚を使うという学習方法は、中国語のネイティブスピーカーが話している姿や口元などをよく観察すること、
そしてその様子をみながら身体全体でまねてみることも大切です。
頭で考えると難しいと感じることでも、中国語を感覚として自然に身体にしみ込ませることで無理なくマスターすることができるのです。
ネイティブスピーカーも万能じゃない!中国語では完璧を求め過ぎない
中国語学習をするときには、目標や目的をもって計画的に進めることが大切だと紹介しましたが、
ここで注意したいのが「中国語では完璧を求め過ぎない」ようにするということです。
やる気だけは人一倍あるのに、実力がなかなか伸びない人に多いのが完璧を求め過ぎてしまうことです。
・完璧ではなく楽しく勉強することが大切
楽しく中国語学習をすることは結構難しいことですが、それでも「完璧でなくてもいい」ので、肩の力を少し抜きながら勉強するように意識しましょう。
日本語のネイティブスピーカーである日本人が、日本語のすべてに精通しているわけではないように、
中国語のネイティブスピーカーの人でも、中国語を完璧にマスターしているとはいえないからです。
だからこそ、はじめて中国語学習をする人が、最初から完璧を目指してがんばり過ぎなくてもいいのです。
・細かく目標を決めよう
長期的な目標を決めている人は、最終目標だけをみるのではなくて「細かく目標を決める」ことが大切です。
中国語をマスターしようと思うと、数年からそれ数十年とかかります。
勉強を途中で投げ出してしまいそう、途中で挫折してしまいそうと感じている人は、段階的に目標を設定して、
一つずつクリアしていくほうが学習効果を感じられやすくなるのでしょう。
・中国語学習に限界はない!
完璧を追求しすぎないことが大切である理由の一つに、「中国語学習に限界はない」ということが関係しています。
中国語を流暢に使いこなせる人でも、専門的に中国語を研究している人でも、中国語を完璧にマスターしている人は存在しないといっても過言ではないのです。
中国語の標準語といえば普通話ですが、これをマスターしたら終わりではなく、今度は中国語の方言を勉強したくなります。
中国語の方言は、地域や民族により、たくさんの種類があるので、その特徴やルールなども色々です。
だからこそ中国語学習に限界はないといえるのです。
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